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日曜の黄昏は夢を紙くずに変えてゆく

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日曜の黄昏は夢を紙くずに変えてゆく
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札幌市在住。

現在、更新はお休みしています。
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お休みします

2012/03/27 23:06
春は出会いと別れの季節です。

もうすぐ4月。多くの方が新しい生活を始められることでしょう。

そこで。

私も、ひとつ、決意しました。

ブログ、お休みします!

もうすぐ子供が生まれるので。

あれです、産休ってやつです。

まぁ、産むのは、嫁ですけどね。

私自身は、「嫁の腹がコレなんで」と言って飲み会をパスしたり、残業を回避したり、そりゃ、いいご身分ですよ。

でもね。

トイレ掃除とか、お風呂掃除とか、してますよ。たまに。

妊婦さんって、かがめなくなるのね、信じられないくらい。

そのうち、靴下もはかせてあげようと思います。

あー、なんか、この私生活日記たのしいなぁ。

もう、地味な絶版本レビューとか、史跡めぐりとかアップしてる場合じゃないかも。

とまれ。

今までコメントくださったり、ブログ気持玉つけてくださったり、リンク貼り許してくださったりした方々、
本当にありがとうございました。

おもしろかったです。

では、次回は、イクメン日記として、お会いいたしましょう。
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絶版だもの・座談会

2012/03/26 22:41
(・_・)「20冊という節目までいったので、ちょっと、振り返ってみよう、ということなんだけれども」
(^-^)「えー、早くないですか(笑)」
(・_・)「とても、50冊、100冊なんてストックがない(笑)」
(^-^)「だいぶ本棚もすっきりしましたからね」
(・_・)「ときめくか、ときめかないかで、ほとんど流通に戻しました」
(^-^)「あ、こんまり先生だ(笑)」

(・_・)「それから、お小遣い制という金銭的な問題も・・」
(^-^)「切実ですね(笑)」
(・_・)「ブックオフでも、350円だと買おうか悩む」
(^-^)「それで「古本屋あるき」もずいぶんとご無沙汰に」
(・_・)「この前、「萌黄書店」に行ったら、閉まってた」
(^-^)「ネット専門になったそうです」
(・_・)「初めて行った古本屋の「石川書店」もやめちゃったし」
(^-^)「店舗営業は減りました」
(・_・)「ますます、ブックオフあるきになりそう(笑)」

(^-^)「ネットでは買わないんですか?」
(・_・)「永井路子『相模のもののふたち』はオークションで落札したよ」
(^-^)「バリバリじゃないですか(笑)」
(・_・)「魂売りました(笑)あとは、「ブックオフオンライン」とか、「日本の古本屋」とか」
(^-^)「けっこう見てる(笑)」
(・_・)「まぁ、でも、ないものはないよね」
(^-^)「文庫でほしいのに、単行本でしかなかったり・・」
(・_・)「そう。やっぱり、歩いて探せってことでしょ(笑)」

(^-^)「最近、お店でゲットしてうれしかった本はありますか?」
(・_・)「渡辺淳一『長崎ロシア遊女館』かな。白石一郎の作品調べてたときに行き当たった「長崎もの語り散歩」ってサイトで知って。おもしろそー、と思って探しに行ったら、すぐに見つかったの」
(^-^)「へぇ」
(・_・)「買いたい!と思ってる本が、狙い通りの古本屋にあると、自分、もってるな、と(笑)」
(^-^)「逆のことのほうが多いですからね」
(・_・)「その瞬間のために歩き回っているといっても、過言ではない!」
(^-^)「それなのに、ヤフーオークション(笑)」
(・_・)「言うな(笑)」

(^-^)「前回の「絶版ですよ・座談会」のときは、復刊した本を調べました」
(・_・)「このシリーズで言うと、津本陽『雑賀六字の城』と宮脇俊三『失われた鉄道を求めて』だよね」
(^-^)「それも、このブログで取り上げた後に」
(・_・)「変に勘繰ったり(笑)」
(^-^)「宮脇俊三さんは珍しくないですか?」
(・_・)「何年か前に角川文庫で突如として既刊の新装版が出たり、新潮文庫版の絶版作品が河出文庫で相次いで再刊されたり、言葉はあれだけど、恵まれてる印象あるなぁ。あとは、やっと文春も動いたかと(笑)」
(^-^)「関係ないですけど、震災後、吉村昭さんの文春文庫の棚が充実してました」
(・_・)「あの『三陸海岸大津波』がクローズアップされたからでしょ」
(^-^)「たしか、「絶版かよっ」シリーズで取り上げていたと思いますけど、歴史小説集『磔』までありました」
(・_・)「新装版じゃないから、復刊というわけじゃなく・・」
(^-^)「奥付みたら、第1刷から今回の増刷まで、すごい空いてるんですよ。事実上、絶版扱いしてたくせに、装丁も解説も変えないで、さらっと増刷したようにみせて。版元、コノヤロウって(笑)」
(・_・)「気持ちはわかる」
(^-^)「いろいろ事情はあると思いますが、あまりにも安易すぎる気がしました」
(・_・)「吉村さんと言えば、来月、『赤い人』が新装版で出るな。講談社、えらい(笑)」

(^-^)「さて、そろそろお時間です」
(・_・)「えー、早くないですか(笑)」
(^-^)「それ、私の冒頭のセリフです(笑)」
(・_・)「いつも企画だおれの座談会だけど、楽しかったよ」
(^-^)「ありがとうございます。で、今後の絶版シリーズの行方は・・?」
(・_・)「疲れたんで、休みます!」
(^-^)「じゃあ、続きは、読書メーターで(笑)」
(・_・)「遊びにきてください(笑)」
(^-^)「あれ、こんな終わり方でいいの?(笑)」
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絶版だものっ!・その20

2012/03/25 18:07
本日紹介するのは、宮脇俊三『時刻表おくのほそみち』(文春文庫)です。

編集者とゆくローカル私鉄めぐりです。

それまでの著者の一人旅の中から生まれた『時刻表2万キロ』『最長片道切符の旅』とは異なり、興味深い二人旅。
後の『旅の終りは寝台個室車』『途中下車の味』と同じく、同行者とのやりとりが微笑ましい逸品です。
ただし、今作の同行者は国鉄好きの、言わば「同志」。鉄道にあんまり興味ない編集者とコンビを組んだ後の2作品とは多少軽妙さに欠けた印象。初めての「二人旅」だったからか、くだけた感じが物足りなく思いました。

傑作は別府鉄道の土山線。乗客は宮脇さんと同行の編集者のほか、鉄道ファン(と見られる)の青年と地元の少年。第一印象から、「まともな乗客は少年一人だけですね」と判断した宮脇さん。最後、少年に素性を訊ねると、「鉄道が好きで、夏休みを利用してあちこち乗り回っている」との答えが返ってきます。
「まともな客は、一人も乗っていないのであった」で締めくくられますが、その言葉は、ローカル線に乗るたびに宮脇さんがつぶやいていた言葉だった気がします。ある意味、当時の私鉄や国鉄の状況を言い当てていたような。
「あとがき」では、すでに、取材した一路線が廃止になった記載があります。

昭和59年文庫刊。果たして、取り上げられた私鉄の現在は・・と、これも、ある人にとっては、読後の楽しみの一つになるかもしれませんね。


「絶版だもの」シリーズにお付き合いいただき、ありがとうございました。
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絶版だもの・その19

2012/03/21 23:55
本日紹介するのは、東海林さだお編『ラーメン大好き!!』(新潮文庫)です。

ジャケ買いなるものがある。
「レコードやCD、本などのカバーの印象が気に入って買うこと」の意。

すなわち、私の場合、

背表紙(タイトル&著者名)にひかれ、手にとって表紙をチェック、裏返して「あらすじ」を読み、中を開いて目次を確認、最後にパラパラと本文を見て、棚に戻す。

というセオリーにならえば、わずか2手でつまれたことになる。

これはねぇ、ショージ君の絵がすごい。読みたくなるもの。

画像

ラーメン店主の独白あり、多方面(歴史、スープ、具、見た目、栄養・・etc)からのラーメン分析あり、座談会あり、ショージ君のラーメン三部作あり、ラーメン好きの、ラーメン好きによる、ラーメン好きのための本。

昭和60年刊(僕と同い年だ!)で、多少、古めかしいと思える箇所もないわけではないが、多種多様のカップラーメンが出そろい、手軽に「名店の味」を食すことができ、「店主こだわりの〜」「細部まで極めた〜」「スープ・具・麺が三位一体究極の〜」といった、あまりに洗練されたラーメンが町中に氾濫している現代、ワンコインでおやつ程度に食し、親子二代にわたって頑固オヤジの店に通い、「味噌あじ」はラーメンとして認めないだの「なると」はラーメンの具としては不適だのと息巻いた、素朴な時代―屋台の残り香が色濃いシンプルなラーメンに妙にひかれてしまいます。
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寝台特急「日本海」と僕

2012/03/19 22:50
寝台特急「日本海」が先日のダイヤ改正によって、定期運行を終えました。ニュースでは「ラストラン」という言葉が使われていましたが、ゴールデンウィークなどの繁忙期には臨時列車として運行するとのこと。ひとまず、お疲れ様でした。

さて、「日本海」には縁あって二度乗りました。一度目は高校の見学旅行のとき(大阪→函館)、二度目は大学生のとき(京都→青森)。どちらも「下り」でした。

そうそう、初めて乗ったとき(たぶん2002年)はまだ、函館まで乗り入れていたんですね。4人一部屋(2段式がふたつ)で、おそらくB寝台。オープンして間もないUSJに行った後で、最終日で疲れてるはずなのに、みんなテンション高かった。下の座席のやつが、USJで買った恐竜の被り物つけて、「ガオー」ってやってたからね、そりゃもう、相当、高かった。
夜、停車音で目を覚ましたときに窓から見えた駅標は「富山」で、大阪から北海道に帰る途中のこと、旅行中は広島まで行っていたにもかかわらず、なぜか、ものすごく遠くにきた感覚があって、こみあげてくるものがありました。今になってみると、こんなに楽しい旅行がもうすぐ終わっちゃって、みんなと一緒に過ごす時間もだんだん少なくなってきてさみしい、そんな女々しい心境だったのでは、と思います。

二度目は2008年。旅行の模様は「全国ツアー」と題してこのブログに書きましたが、札幌を出発して電車ばかりを乗り継ぎ、仙台、茨城、東京、静岡、名古屋、京都とやってきたクライマックスが「日本海」。当日窓口で空き状況を確認したら、残数わずかでヒヤリとした記憶があります。あれは日曜日だったからかな。で、「高校生のときよりは贅沢に」と思って、プラス何千円かで「A寝台」にしたなー。
高校生のときは「雑魚寝」の感覚で、進行方向に対して「ヨコ」に寝る感じだったけれど、このときは進行方向と同じ「タテ」で足も広々伸ばせ(た気がし)て、「さっすが、A寝台」とはしゃぎました。
それから、当時、写真まで撮ってブログに載せたように、「日本海」が入ってくる「0番ホーム」というのがすごく新鮮で。
ホームにいた修学旅行中であろう制服姿の列も、何年か前の自分の姿を見ているようで印象深く、今でもはっきりと覚えています。

寝台特急でいうと、この後すぐに、ちょうど今時期のダイヤ改正で、「行き」に乗った札幌〜上野間の寝台特急「北斗星」が1往復減っちゃって、17時台の「上り」がなくなって、「そういう時代なんだなー」としみじみ思ったものです。
今は、格安航空が国内まで浸透してきちゃって、北海道からも、新千歳〜関空就航の「ピーチ」が最安値5,000円ぐらいで運行してる時代。
飛行機もわくわくするけど、旅情を誘うのはやっぱり鉄道が一番だと思う、今日この頃です。
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絶版だもの・その18

2012/03/13 23:13
本日紹介するのは、山崎正和『室町記』(講談社文庫)・『海の桃山記』(文春文庫)です。

日本史が好きだけれど、改めて、「どの時代が好きですか?」と問われると、う〜んと返答に窮してしまう。
きっと、戦国や幕末と言ってお茶を濁しそうなものだが、それにしたって、「室町時代」は出てこないよなー。
さて、室町時代とは―
15代にわたり200年を超える幕政が行われ、豊饒な文化が花開いた時代。
傑出した人物がいないわけではないが、なんとなーく、印象に薄い。
個人的には「応仁の乱」があって、南北朝時代・戦国時代に挟まれて、とかく「乱世」という イメージが強く、足利将軍もよく持ったもんだ、ぐらいの感じ。

でもねぇ、室町時代を山崎氏の言葉で言うと、

この乱世がまた偉大な趣味の時代であり、少なくとも日本文化の伝統の半ば近くを創造したという事実であろう。「生け花」も「茶の湯」も「連歌」も「水墨画」も、そしてあの「能」や「狂言」もこの時代の産物であった。今日われわれが暮す日本の「座敷」と「床の間」を生み出したのも、さらに西洋人を感動させる日本の「庭」を完成したのも、この時代の趣味であった。そればかりか、毎日の食物の面でも、日本人は醤油や砂糖を始め、饅頭や納豆のような不可欠なものをこの時代に負っている。『太平記』が編まれ『徒然草』が書かれ、一方では禅の思想が深く日本人の美的な感覚に結びついた。日明貿易を通じて、現在の骨董趣味の原型が完成されたのも室町期であったし、さらに忘れてはならないことは、日本が初めて西洋世界に開かれたのもこの時代であった。

てな感じで、これだけで自然と興奮してきますでしょ。

そうした時代の雰囲気や空気感といったものが、代表的な武将や文化人の小伝という形で書かれているので、読みやすくてよかったです。

ちなみに、わたくしは絶版の講談社文庫で手に入れましたが、現在も講談社文芸文庫で容易に購入可能。
ただし、1,470円とめっちゃ高いので、安価な古本さがすべきです。

天正の遣欧少年使節をメインに外洋から日本の桃山時代を描いた『海の桃山記』もぜひ。
こちらは正真正銘の絶版作品ですヨ。
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絶版だもの・その17

2012/03/12 23:06
本日紹介するのは、白石一郎『鷹ノ羽の城』(講談社文庫)です。

白石一郎の処女長編。

豊後の大友軍麾下の武将と南蛮船に連れてこられた異国の女との間に生まれた混血児・人鬼が主人公。
生まれてすぐに実父にうとまれて、長いこと山里に住む忍者の末裔のもとで育てられていましたが、成長して立派な青年となったころ、思うところある実父のお迎えがきて、その下で、戦国の争乱に巻き込まれていきます。

中小勢力がしのぎを削った戦国時代の九州。
これを舞台とした白石さんの作品を読むたび、竜造寺、大友、伊東、島津氏らの勢力争いをおもしろく感じます。
主家の再興を目指す忍者や、ひたすらに補佐的な立場で浮き沈みの世を渡る腹心などバラエティー豊かな面々はもちろん、何より、混血児という異質な風貌とバックグランドを持つ主人公からして伝奇的な要素が多く、舞台背景となる九州地方の「戦国時代」が、より物語に深みを持たせているように思います。

一気読みしてしまいました。
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